犬の散歩は飼い主との信頼関係や愛情があれば、どんどんお互いが楽になります。
「うちの犬はリードをつないだたら全速力!」「広い食いがやめられない」「他の犬に吠えてしまう」など、散歩中の悩みを抱えている人は読んでみてください。
犬の散歩が楽になる!叱らない5つのしつけ方法とは?
犬の散歩の訓練をする時、間違ってはいけないのが「叱りながら行う」ということ。
犬は飼い主に叱られると悪知恵が働くようになったり萎縮したりして、飼い主の言うことをますますきかなくなり、信頼関係が崩れます。
そのため、これからご紹介するしつけ方法は全て叱らずに行うようにしてください。
- 散歩コースを決めない
- 引っ張ったら逆向きに歩く
- 道端の食べ物には近寄らせない
- トイレを事前に済ませる
- 飛びつく前に落ち着かせる
早速、詳しく説明します。
散歩コースを決めない
「いつも散歩コースは決まっている」という人は多いはず。
しかし、同じコースばかりを散歩させていると犬は縄張り意識を持ってしまうのでやめた方が良いです。
縄張り意識が芽生えてしまうと、他の犬が通りかかった時に「俺の陣地だぞ!」と威嚇しながら吠えるようになります。
そのため、散歩コースは飼い主の気分の赴くままに歩いていつもバラバラのコースにしましょう。
また、散歩する時間もバラバラがおすすめ。
同じ時間にすると、犬の方が「飼い主を散歩に連れていく」と思ってしまう可能性があります。
引っ張ったら逆向きに歩く
犬は散歩が大好き!
そのため、しっかりとしつけをしていないとリードをつけた途端に急発進して飼い主をケガさせてしまうこともあります。
また、他の犬や人間を見た時にも興味本位からリードを引っ張って駆け出して飛びついてしまうことも。
飼い主は、散歩中のリードは短く持つことは当然ですが、犬がリードを引っ張ってしまった時にはそれにつられて一緒に走るのはNG。
犬がリードを引っ張ってしまったら、何も言わずに飼い主が逆方向に歩くようにしてください。
何も言わずに逆方向で歩くことを何度も行っていると、犬はその内飼い主をチラチラと見るようになります。
このように、犬が飼い主を見るようになったら、飼い主との距離を学ぼうとしている証拠なので「よくできたね!」とおやつを与えて褒めてあげてください。
道端の食べ物には近寄らせない
拾い食いをすることは、健康を害することもあるので絶対にやめさせたいですね。
道端で犬が拾い食いをしそうになった時は、それ以上近寄らせないことが大切です。
飼い主が立ち止まり、これ以上前へは進めなくしましょう。
ずっと立ち止まっていると、犬は諦めて飼い主を見るようになります。
飼い主をチラッと見ることが出来たら、ご褒美としておやつを与えてあげてくださいね。
トイレを事前に済ませる
生きている以上、犬だっていつおしっこやうんちがしたくなるか分かりません。
そのため、「絶対に散歩中はトイレ禁止!」ということはありません。
しかし、マナーとして散歩に出かける前にはトイレを済ませるようにしつけておきましょう。
トイレに行ってからではないと散歩できないと犬が覚えてしまえば、犬も嫌がらずにトイレを済ませてくれるはず。
犬が散歩中にマーキングしそうになったら、ちゃんと処理してあげることもマナーですね!
飛びつく前に落ち着かせる
大好きな人が近づいてきたり、興奮したりしていると犬は飛びついてしまうことがあります。
しかし、飛びつかれた方はケガをしたり服が汚れてしまうこともあるので、飛びつかせるという行為をやめさせる必要があります。
もしも、飛びついてしまいそうな人が前からやってきた時には、犬が飛びつく前に落ち着かせるようにしてください。
落ち着かせる方法は、「おすわり」「や「ふせ」をさせます。
また、誰かが自分の犬に触ろうとしている時にも、飛びかからないようにおすわりやふせをさせた状態で撫でさせてあげてください。
以上の5つのしつけを怒らずに行っていると、次第に毎日の散歩がスムーズになります。
犬もリードをひっぱられて苦しい思いをしたり、飼い主に怒られることがなくなるので気分よく散歩ができます。
まとめ
犬の散歩をする時には、周りに迷惑がかからないようにしつけを行うことが大切です。
しかし、しつけを行う時に飼い主が怒ると体罰を与えられているように感じてしまうため良くありません。
スムーズな散歩のしつけをする方法は以下の5つでした。
- 散歩コースを決めない
- 引っ張ったら逆向きに歩く
- 道端の食べ物には近寄らせない
- トイレを事前に済ませる
- 飛びつく前に落ち着かせる